プラスミド抽出~ゲル抽出

こんにちは。今日もやっていきましょう。

前回の記事でDNAワークの大枠について説明しました。前回の説明の順番とは違いますが、今回はプラスミド抽出からゲル電気泳動までの行程の解説や実際やった実験の手順の説明をしていきたいと思います。

長くなります。

 

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アケビの皮の食べ方

小学校3年生の時、実家が山奥だった担任の先生がアケビを持ってきてクラスの生徒に食べさせてくれました。その時家に持って帰って植えたアケビの種から生えてきたアケビが今年になって初めて実りました。僕はアケビ自体好きだし収穫を毎秋待ち望んでいたのでかなりテンションが上がりました。

 

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BioBrick規格について

実験操作や概念の説明、一般編です。

 

前回の記事で、目的遺伝子の配列を含んだプラスミドを大腸菌に入れることで大腸菌に目的の機能を持たせることができるという話をしました。今回はこのプラスミドについてもう少し詳しく見ていきます。

 

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そもそも大腸菌に遺伝子を導入するとは

実験操作や概念の説明、一般編です。

 

「iGEMでは大腸菌に遺伝子を導入して自分で予めデザインしたような機能を持つ大腸菌を作り出すという活動をしています」とサークルの紹介文や説明会で僕は何度も言ってきました。しかし実際大腸菌に遺伝子を導入するというのがどういうことなのか、外来遺伝子がどうやって働くのか、そもそもDNAがどう大腸菌の性質に関わってくるのかを分かっていない人がたくさんいるように思えます。この記事では、そこらへんについてほとんど聞いたことがない人やなんども聞いたことがあるはずなのに全然わかっていない人にむけて、igemの活動を理解するのに必要最低限+αの説明をしていきます。不正確なところもあると思います(できるだけ減らします)。自信のないところは自信なさそうに書いていきます。

 

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乾燥DNAをアメリカに送る その2

前回の続きです。

 

・適切な箱に適切な緩衝材とともに詰める

公式サイトを見ると緩衝材はプチプチや紙などが許されているようでした。実験室に置いてあった緩衝材として使われていた紙を使うことにしました。くしゃくしゃの紙とくしゃくしゃの紙の間にシールとカバーがされた乾燥DNA入りプレートが挟まっている状態にして、実験室においてあった使われていない片手サイズの段ボール箱に箱詰めしました。ガムテープで箱に封をしました。

 

・内容物がDNAだとわかるようにするために、「DNA(non-hazardous, non-ragulated, non-infectious, for research purpose only)」と箱に書く

段ボールの側面に書きましたが、郵送することを考えるとどうせ伝票が貼られることになるのでそちらに書かないと意味がないのではということになりました。

 

・郵送するときには郵送会社とtracking number(追跡番号)をメモしておいて、どんなプラスミドを提出するかをwebフォームに書き入れるときにそれらも記入する

まずどうやって郵送するんだという話になりました。今まで乾燥DNAを郵送した経験がなかったのでどのようなサービスを利用すればいいのか全く分かりませんでした。

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乾燥DNAをアメリカに送る その1

iGEMチームの活動として自分たちで新しいプラスミドを作りそれをアメリカの本部に提出するというものがありました。ちょっと手間取ったりしたので実際にどうやったかの記録を書いていきます。

 

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